「日活ロマンポルノ」が28年ぶり復活 完全オリジナル作品を製作へ
日活創立100周年記念 特別企画「生きつづけるロマンポルノ」
昭和男性たちの間で絶大な人気を誇った「日活ロマンポルノ」が28年ぶりに復活、来年には新作が上映される予定。日活ロマンポルノは、1971年に日活が立ち上げた男性向け成人映画のレーベル。「10分に1回絡みのシーンを作る、上映時間は70分程度」といった一定のルールと製作条件を守れば自由な映画表現に挑むことが可能だったため、作家性の高い若手監督らを数多く輩出し、製作終了となった1988年までの17年間に、約1100本もの作品を世に送り出してきた。映画史において、最もセンセーショナルな作品レーベルとして日活ポルトは現在も国内外で高く評価されている。
新作ロマンポルノは、2016年一般劇場での公開を目指し、これまでロマンポルノ作品を監督していない第一線の監督たちによる完全オリジナル作品を製作。BSスカパー!でもR15+版の放映される予定。
なお、日活ロマンポルノ製作開始当時には「一般映画」「成人映画」の区別しかなかったため、1998年に「成人映画」が「R-18」と改称された際にロマンポルノ作品もR-18指定となったが、映倫の再審査によって神代辰巳監督『恋人たちは濡れた』(73年)『四畳半襖の裏張り』(73年)過去の2作品が15歳以上が観賞できる「R15+」指定として映画倫理委員会(映倫)に再審査され、映画館で高校生でも観賞できるようになった。
日活ロマンポルノ復活、新プロジェクト「ROMAN PORNO REBOOT PROJECT」で低迷する日本映画界の救世主となるかもしれない。日活無料ロマン動画